TOYOTA CORONA JTCC!完成しました

キットは1994年シリーズチャンピオンを獲得した

マシンを再現しています

92年にグループC、93年にグループAが終了し

その穴を埋めるため

94年に全日本GT選手権とJTCCがスタートしました
DSCN0207

色々な見方はあるようですが

グループCは全日本GT選手権JGTC

グループAは全日本ツーリングカー選手権JTCCが後継という形で

レースがはじまりました
DSCN0208

当時世界的にツーリングカーはグループA規定から

クラス2ツーリング規定に移っており

JTCCもそのクラス2ツーリング規定を採用し発足しました

クラス2ツーリングは2L自然吸気エンジンの

4ドアセダンがベースのマシンです
DSCN0216

当時多くの日本メーカー車両がBTCCに参戦していることもあり

マシンを流用してレースを始めやすかったという事情もあったようです
DSCN0219

トヨタはトヨタGBが走らせていたカリーナE(コロナの現地名)

をベースにTRDでエンジン、足回りを中心に改良が施され

JTCCに投入されました
DSCN0225

TOM’SではNo36とNo37の2台体制で参戦し

No36は関谷正徳選手が駆り

BMWワークス シュニッツアーのスティーブ・ソーパー選手と

チャンピオン争いを繰り広げました
DSCN0233

94年JTCC開幕の年

チャンピオン争いは以下の3選手に絞られ

1:セルモ トム・クリステン選手
2:シュニッツアー スティーブ・ソーパー選手
3:トムス 関谷正徳選手

の順で最終戦まで縺れ込んでいました
DSCN0236

JTCCは1開催2レース制のスプリントレース

関谷選手は第一レース サイティングラップでスピンして

厳しい状況になりましたが
DSCN0241

フォーメーションラップでスティーブ・ソーパ―選手が

燃料系トラブルでピットイン

トム・クリステン選手が優位と思われましたが

アクシデントで赤旗が出て関谷選手とソーパー選手はグリットに戻れました
DSCN0246

レースが始まるとトム・クリステン選手は3周でサストラブルによってリタイア

スティーブ・ソーパ―選手も燃料系トラブルが再発しリタイア

関谷選手は6位でゴールしポイントを獲得しソーパ―選手を逆転

トム選手と2点差まで詰め寄り

第二レースの結果次第で逆転チャンピオンの可能性が高くなりました
DSCN0248

第二レースではトムスの関谷選手がスタート専用ギヤを捨て

周回タイム重視のギヤを重視したギヤボックスに換装し

レースに臨みました
DSCN0258

第二レースでソーパ―選手、トム選手ともに

後方からの追い上げでしたが猛烈な追い上げで上位へと進出し

関谷選手はソーパー選手に抜かれるなど

ゴールまで気の抜けない状況となりました
DSCN0269

21周レースの20周目、関谷選手はタイヤのタレて来た

ソーパ―選手をコーナーでかわし3位浮上

この時周回タイムを優先したギヤ比が

関谷選手のコーナーでの有利性を生んだのかもしれません
DSCN0272

結果関谷選手はポイント逆転しJTCC初代チャンピオンに輝きました

この年のチームチャンピオンもTOM’Sが獲得
DSCN0289

初期のJTCCではエアロパーツの装着が許されていなかったので

外観はノーマル
DSCN0294

しかし、19インチ化されたホイールと

フェンダーにホイルが被ってしまうほど下げられた車高
DSCN0307

ギリギリまで下げられた車高とフルラッピングされたボディは

街中では地味なセダンをカッコイイレーシングカーに変貌させています
DSCN0317

キットは多少のあわせは必要ですが普通に組むだけで

JTCCマシンの雰囲気を再現できます
DSCN0312

JTCCではアコードやエクシブが人気があるように思えますが

初代チャンピオンのコロナをキット化してくれるなんて

嬉しい限りです
DSCN0334

JTCCは魅力的なレースでしたが開催された期間は僅か5年

コストを抑えエントリーしやすいカテゴリーのはずが

開発競争の激化で参戦するエントラントが減少し終息してしまいました
DSCN0346

もう少しJTCCが続いていれば

もっとカッコイイ4ドアセダンが生まれていたのかな?

と車を組立てながら考えてしまいました
DSCN0361

そういえばBEEMAXはアオシマではなく

プラッツで商品展開していくようですね

出来ればブラバムBT52を再販して欲しいな~

BT52は買いそびれたのでお願いしたい!


最近は古いレーシングカー、市販車のキットが人気で

各メーカー新規キットを販売されていて嬉しいのですが

現在のレーシングカー、市販車が少なく

古い車、当時を知るユーザーによって

支えられているのだなと感じます

自分も現在の車にはあまり魅力を感じず

古い車が好きなユーザーのひとりではあるのですけどね


レーシングカー、市販車などの技術は

成熟する前の発展途上の方が多様性があって面白いと思うし

発展途上の未熟さに人間味を感じる所もあるのかなと

考えたりします

もちろん成熟した技術も面白い素晴らしいところはあります

でも一番の原因はおっさんだからでしょうね(笑)

さて積みプラでも崩そう(^^♪

(^.^)/~~~